北海道の木を制定しようとした背景
昭和43年に北海道の開拓100年を記念する行事のひとつに
記念植樹を取り入れることになりました。
また、昭和45年に予定されていた日本万国博覧会を記念して各都道府県の木を選定し
「緑の日本全国運動」が全国に広まっていました。
これらの動きから郷土の大自然を象徴し、北海道の可能性を表すような
力強い容姿や風格の高い樹木や森林をこの機会に道民の心に認識してもらうため
北海道の木を選定することになりました。
北海道の木が制定されるまでの過程
(1)昭和41年7月 道内の学識の高い諸先生を委員とする「北海道の木 審査委員会」が開催されました。
そこで候補となる木
トドマツ エゾマツ カバ類 ナラ シナ カエデ ブナ ニレ カツラ セン エゾヤマザクラ ナナカマド
の12種類を選びました。

(写真は北海道からいただいた「北海道の森林」に掲載されている恵山町 ブナ保護林の写真です)
さらにその中で
・北海道特有のもの
・北海道の発展を象徴する力強いもの
・広く親しまれているもの
・姿の美しいもので風格のあるもの
以上 4つの基準から トドマツ エゾマツ ニレ カツラの4種類に候補を選定しました。
(2)昭和41年7月25日から9月15日までの間この4種類の中から
どの木が北海道の木にふさわしいか道民投票をしました。
全体では22,996票の投票があったのですが、結果は
エゾマツ 14,165票
ニレ 4,170票
トドマツ 3,538票
カツラ 1,093票
(3)道民投票の結果にもとづいてさらに審査委員会で検討したのち、
昭和43年9月30日 北海道知事が北海道の木として
「エゾマツ」を指定しました。
3エゾマツについて
(1)分布
北海道の黒松内低地帯を南限とし、南樺太、南千島におよんでおり、
北海道では、日高 石狩 釧路 北見 根室地方に美林が多くなっている。

写真は北海道からいただいた「北海道の森林」に掲載されている
登別市のアカエゾマツ(北海道営林局)です
(2)品種
トウヒ属マツ科の常緑高木で大きい木は高さ30mから40m
胸の高さくらいのところの直径は1mから1.5mに達するものもあります。
エゾマツは枝を水平に出して すらりと伸びる男性的な姿をしていることから
北海道の森の王様ともいうべき風格があります。